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自然災害と人災

自然災害とは、自然が人間社会にもたらす災害のことです。自然は、常に一定の状態にあるわけではなく変動するものです。その変動が予測の範囲を超えたり、予測はできても人間社会の対処能力を超えている場合、人間社会に大きな不利益をもたらすことになるのです。その自然の変動(及びその結果もたらされる被害)を「災害」と呼びます。

災害には、自然災害の他、「人災」というものもあります。自然災害は、人間社会に対する不利益の原因が自然現象にある場合のものであり、人間社会にその原因がある場合が人災なのです。

大雨が降って山の地滑りが起きて、家屋の倒壊や死傷者が出たといった災害の場合、これは大雨によるものですから「自然災害」となります。しかし、その地域の無茶な開発を人間がなさなければこうはならなかったとなれば、「人災」の要素も見逃せないことになります。

かつて人間は、自然が猛威を振るう時、その災害を避けることはできませんでした。しかし文明を発展させ、自然災害を防ぐばかりではなく、自然を開発・利用することで大いなる利益を享受しています。

そして現代においては、人間社会がなしてきた自然開発のしわ寄せとして、自然環境にひずみが生じたゆえの災害(の人的要因)というのが、無視できないものとなってきているのです。

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